夢判断 <Oniromancy>

占いいろいろ

夢判断 <Oniromancy>

Dream
夢はインナースペースを旅している時に眺める景色のようなものです。
日常で得られる夢ではなく、私達は仕事の為に夢を見なければならない事もあります。
繊細な兆しや、精霊との会話、遥かな過去への記憶を手繰り、
遠い未来へと思いの手を伸ばす為に、儀式的な眠りを行うのです。
<Dream・Master>をご存知ですか?
自他共の「夢」を自在に操る所謂「夢使い」ですね。
かなりの精神修養を必要としますし、常に冷静な判断力を求められる仕事です。
でなければ、狂人と化す危険性さえもありますから・・・。
世界中に古代より、「夢」を扱う者達が存在します。
眠りは一時の死と同列されて、目覚めればそれは死からの再生として迎えられる訳です。
そうなればつまり「夢」とは、あの世からの言伝ですね。
過去も未来も自由に行き来する魂を解き放つ神聖な眠りを得る為に、薬草を使用する場合も多くあります。
ラリッてる場合ではありませんね。
しかし、何気に見た日常の「夢」の中にも、きちんと意味がありますよ。
どこぞかの偉い方が、「夢の中に登場する全てのものは、どれ一つとっても意味のないものはない!」とまで、
言い切っていらっしゃいます。古代エジプト人、ドルイドにドルイダス、バビロニアの神官や、ヒッタイトの神官と、
「夢の書」なるものが残されているくらいに、「夢判断」は政治的、宗教的に大きな影響を与えてもきました。
さて、ざっと、夢解釈の為のテキストを今昔交えて、ご紹介いたしましょう。ただし、鵜呑みは危険です。
迷信に近い宗教的シンボリズムや、個人的な思い込み様の答えだつたりもいたしますから、
あくまでも参考としてお受け取り願います。

*「エジプトの夢の書」
B.C1150年頃のもので、原形は中期王朝に遡ります。
*「エジプト民用文字の夢の書」
B.C1世紀に文書化されました。
*「ヴァビロニア-アッシリアの夢の書」
B.C668~626年頃ですが、原典はハンムラビ王の時代まで遡ります。
*「アルテミドロスの夢の書」
ダルディスのアルテミドロスの作、B.C135~200年頃までご存命。
*ユダヤの夢のテキスト
A.C5世紀に成立したバビロニアの「タルムード」の中にあります。
*「イブン・シリンの夢の書」
一名、「夢大全」とも言われ、バスラのアブ・ベクル・ムハンマド・ベン・シリンの著作です。
*「ガブド・アッラフマーンの夢の書」
「イブン・シリンの夢の書」の増補版と言っても良いですね。A.C8世紀に成立しました。
*「アド・ダミリの動物百科」
アラビア語で「ハヤト・アル・ハヤワン(Hayat Al Hayawan. )」といい、
主に動物の夢を判断しているテキストで、A.C12世紀に成立です。
*「アポマサリスの夢の書」
ギリシア語で、著者はアハメド。A.C813~833年頃に成立。
*「アブル・ルマイド・マイドゥード・ベン・アダム・サナイの夢の書」
ペルシア語で、ハディカトゥ・ルハキカト(Hadiqatu-I’Haqiqat,)、つまり「玉垣をめぐらせる真理の園」。
A.C1118~1156年にご存命。
*「ヤファル・イ・サディクの夢の書」
ペルシア語で「キタブ・アト・タグシン(Kitab at Tagsin,)」つまり、「夢解きについての誉れ高く珍重すべき書」。
著者はイマム7世と思われます。A.C765年に没。
*「ダニエルの書」
後期ギリシア語で著者は不明ですね。A.C4世紀に成立したものと思われます。
*「アストラムプシュコスの夢の書」
後期ギリシア語でやはり著者は不明です。成立は大凡でA.C4~8世紀。韻文形式で書かれています。
*「ニケフォロスの夢の書」
後期ギリシア語、これまた著者不明です。凡そ9~10世紀に成立。
*「ゲルマノスの夢の書」
後期ギリシア語、またまた著者不明! 凡そ9世紀の成立で、1300年前後のギリシア語手稿に寄る物だそうな。
*「パスカリス・ロマヌスの夢の書」
ラテン語で「リベル・テサウロ・オックルティ(Liber Thesauro occulti.)」すなわち、「秘宝の書」。
著者は12世紀のビザンティウムの方。
*「カルダヌスの書」
ラテン語で、「リベル・ソムニオールム・スュネシオールム(Liber somniorm synesiorum.)」
著者は、1560年頃にミラノに生存なさっていた方とか・・・。
*「ヒェロニムス・ビルクマイヤーの夢の書」
「夜の幻覚と夢の暗闇に於ける光明」1715年に成立。
*「近代の夢占いの書」
ドイツ語で、1935年成立。

近代に入りますと・・・。
「夢判断」ジークムント・フロイト(1900)
「夢の言語」ヴィルヘルム・シュテーケル(1911)
「リビドーの変遷と象徴」C・G・ユング(1938)
「夢の科学」W・v・ジーベンタール(1953)
『参考文献』
「夢の王国 (M・ポングラチュ・I・ザントナー著) [河出書房新社刊]」