風占い <Austromancy><Aeromancy>

占いいろいろ

風占い <Austromancy><Aeromancy>

KUMO
いつの間にか御家庭を幸せにすることになってしまった「風水」とは全く別のモノでございます。
そもそも風水とは、国王の墓の位置を決めたり、遷都する場合などに、国の安定を願い、
山を切り開いたり、数千人の労働者を投入し土を盛り丘を築いたり・・・、
川を塞き止め別の流れを作り、湾をさらって港を作る・・・、
天と地の気の交わりを正して国の安定と繁栄を願い維持する為の学問でございます。

玄関先に黄色いシールを張ると金運が・・・・等と言うものではございません。

では話を本題に戻しまして「風占い」でございます。
中国では「風角占」といって、風を読む占いです。
これは、中々の上達が必要とされますね。
山野に暮らす人々や、海に生きる人々ならば、それが命に関わる事象ですから、嫌でも学びますが、
こうもビル風や、生暖かい排気風に、排気ガスが多いと、悟るものも悟れません。
街中で出来る占いではまずない訳ですが、25年程前に、東京の高層ビルの屋上で、何度か行った事がありました。
まあまあの結果を出せました。
風は、世界中のあらゆる物事を見てきます。
もちろん国境などはお構い無しに渡り歩いいて見聞きした様々なモノをその中に取り込んでゆきます。
見知らぬ国などありませんから、その博識を分けてもらおうという訳なのです。
中国ではもっぱら戦争の流れを掴む為に行われました。
残念ながら個人レベルの占いとしては向いていません。
たまに、遠くへ旅立っている友人の消息などを聞くときもありますけれど、よほどの事がなければ教えてはもらえません・・・。
「天象を見る」ことで、世界情勢が分かります。
雲の流れ行く様、風の具合や、形、色から読み取るのです。
たくさんの命がやり取りされたり、大きく地形が変わる時は、天と大地が呼応して、鏡のようにその様を映すのです。
「ああ、もうすぐ、戦争が始まるわね・・・。」とか、「旱魃(洪水)が起こるかも・・・。」などと、
大抵が、不幸の手紙のようなぞっとしない予兆を呟く事になりますが・・・。
紛争の起こる時期や方角が解れば、それを元手に大商いの大勝負を打つなんて時代ではありませんからねぇ。
CNNを24時間モニターするほうが、エコノミストの方々には説得力があるかも知れませんねぇ。
『参考文献』
「オカルトの事典 (フレッド・ゲティングス著) [青土社刊]」